軍鶏
【作 者】 (原作)橋本以蔵(はしもといぞう) (漫画)たなか亜希夫(たなかあきお) 【巻 数】 1~25巻(以下続巻?) 【出 版 社】 講談社 【掲 載 誌】 漫画アクション(双葉社)~イブニング 【ジ ャ ン ル】 格闘?漫画 【おすすめ年代】 高校生~
双葉社「漫画アクション」で掲載開始された後、雑誌の休刊(廃刊?)に伴い、 講談社「イブニング」に連載の場をうつした漫画。 実写映画化もされているようです。 物語としては、 「有名私立高校に通い、成績優秀、東大現役合格間違いなしといわれていた16歳の少年、 『成嶋亮』。その彼がある日突然キレ、両親をナイフで刺殺する。 警察に捕まった後、少年院にいれられた亮は、そこで他の院生からのイジメを受ける。 そんな中、院の体育の授業で空手を習う。 地獄のような院を生き抜くため、亮は空手に磨きをかけるため努力するのであった。」 という物語。 最初の2巻で少年院で空手を習い、生き抜く話。その後は街の裏家業で生き抜きながら、 そのうち格闘技の試合に出て行くようになる話です。 結局格闘漫画、なのでしょうが、他の格闘漫画のように自己を鍛錬し、 ライバルよりも強くなる、というような姿を清清しく描いているものではなく、 暴力などの負の面を強く描いている作品。そういう意味では他格闘漫画とは 多少毛色の違う作品。 格闘漫画好きはそれなりに楽しく読めるのでしょうが、正直なところ、物語導入部など、 いろいろな種をまいておきながら、それをあまり回収する気がないのか? というくらいストーリー性があまり感じられない作品です。 いや、ストーリーはあるし、それなりに深い物語なのですが、前に出してきた伏線を 放置しっぱなし、ということが結構ある感じを受けるのです。 一番わからないのは「両親を殺した」という物語の導入部の必要性が感じられない ところです。 そういう話でも一応25巻も続いていおりますし、格闘シーンなどの描写もうまく、 格闘漫画好きなら間違いなく楽しめる作品かとは思います。 ただ一つ難点なのが、この文章を書いている時点(2008年12月末)で、 休載中です。一説によると著作権の関係で、原作者と漫画家の間で裁判沙汰に なっているとかなっていないとか。 一番厄介なパターンです。決着がついて連載が復活したとしても、 原作者が離れている、とか今までの作品ではなくなっている可能性があります。 そういう危険性も含めてのこの作品です。興味のある方は読んでみてください。