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なんと孫六

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【作      者】 さだやす圭(さだやすけい)
【巻      数】 1~69巻(以下続巻)
【出  版  社】 講談社
【掲  載  誌】 月刊少年マガジン
【ジ ャ ン ル】 野球漫画
【おすすめ年代】 高校生~

月刊少年マガジンに掲載されている作品。
物語としては、
「大阪にある地域でも有数の札付き校である『波城高校』。
 その学校に通う新入生『甲斐孫六』は、外見的に普通の少年らしさを残しておきながら、
 その目立つ行動で上級生の不良たちに目をつけられる。しかし孫六は喧嘩が強く、
 上級生から売られた喧嘩をかっているうちに、波城高校のトップに立つ男になってしまう。
 そのことにより、近隣の不良高校からも目をつけられるようになる孫六だったが、
 そんな彼にはもう一つの顔があった。
 それは野球の腕を買われ、野球特待生として波城高校に入学してきた、というものだ。
 孫六は不良たちにも負けない胆力と持ち前の野球のセンスで、波城高校を甲子園へと
 連れて行くのだった」
というものがたり。
物語導入部だけ聞くと、どんな漫画か皆目検討がつかないかと思われますが、
確かに物語導入部だけ見ていると何の漫画かさっぱりわからない作品なんですよ。
本当に野球漫画か、という疑問すら浮かぶほど、最初のうちは野球のシーンがありません。
ただ途中から「ほぼ野球漫画」という内容になっていきます。
月刊誌で69巻も出ているということで大体わかるかもしれませんが、超長寿漫画です。
間違いなく月刊少年マガジンで現在連載されている作品の中では一番古い作品、
月刊誌全体の中でも一番古い部類の作品でしょう。連載開始はなんと1981年です。
それだけに作品当初は時代を感じさせる内容ですが、「ほぼ野球漫画」になってからは
それなりに楽しく読める作品です。
もともと不良ですので、野球漫画の主人公のくせにちっとも「さわやか」ではありません。
「ボケー」だの「死ねー」だのを連呼する野球漫画主人公というのもなかなかいないでしょう。
内容的には高校~プロ~メジャーとステップアップしていくのですが、
物語的にはほぼ一緒の流れで、主人公が勝つために挑発、愚弄などもちいながら
強敵に勝っていくという、相手は違えどずっとそのパターンで進んでいきます。
しかしそれがまた面白いんですよね。
野球漫画、としてみるとかなり異色な作品であることは間違いない作品ですが、
妙にはまってしまう作品。
正直かなり男くさい作品ですので、女性の方にはお勧めできませんが、興味がある
男性の方、読んで見てはいかがでしょうか?
ただ、巻数が多い上に発行部数も少ないためか、一部の巻は見つけることすら
かなり困難なようです。そこがたまに傷ですかね。
ワイド版だか文庫版だかが出ているようですので、そちらで探してみるのもいいかも
しれませんね。

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