Sweet Vanilla(スウィート・バニラ)
【作 者】 きたがわ翔(きたがわしょう) 【巻 数】 全1巻 【出 版 社】 集英社 【掲 載 誌】 週刊ヤングジャンプ 他 【ジ ャ ン ル】 短編集 【おすすめ年代】 高校生~
週刊ヤングジャンプ他に掲載されていた読みきり作品を集めた短編集。 作者である「きたがわ翔」はいろいろな雑誌で漫画を書いており、 他にも短編集はあると思われるが、この本の売り文句は『青年誌初の短編集』。 他の短編集を読んだことがないので、他の短編集に対してこの本が どの程度違うのかはわかりませんが、他の短編集に比べると「青年誌的な」物語 が多いんでしょうね。 作者が過去少女漫画家でデビューしたということもあり、青年誌に掲載されている漫画 ながら、どこか「それっぽくない」作風が多いが、 私が同作者を知ったときにはすでに青年漫画誌で連載する人、だったので、 「青年誌初の短編集」といわれても、全く違和感なく読むことができた。 掲載されている作品のほとんどが80年代~90年代前半に書かれた作品であり、 現在の作者しか知らない人(私を含む)には、絵柄の違いなどで結構戸惑いを覚える かもしれない。 最近同作者の漫画をあまり読んでいないため、最近の作者はどのような 作品を描いているかわかりませんが、私がよく読んでいた、この本を買った時代は 「きたがわ翔といえば恋愛漫画」というイメージであり、その時のイメージのまま、 この本のなかに描かれている作品のほとんどは恋愛漫画が占めております。 それがいいとも悪いとも言いませんが、さすがに過去の作品を集めただけあり、 作品の古さがどうしても否めなく、また、私が思うにはこの作者はあまり短編向きでは ないと思います。短くても2~3巻くらいはないと、この作者のよさは出ないのではないか、 と思います。 そのようなわけで、この作者のファンだ、という方以外には、正直あまりお勧めはしません。 すでにきたがわ翔を知っていて、かつ大好きだという人は読んでみてください。