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報復のムフロン

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【作      者】 (原作)上之二郎(うえのじろう)
           (漫画)小野洋一郎(おのよういちろう)
【巻      数】 全7巻
【出  版  社】 新潮社
【掲  載  誌】 週刊コミックバンチ
【ジ ャ ン ル】 サスペンス漫画
【おすすめ年代】 高校生~

週刊コミックバンチに掲載されていた漫画。
物語としては、
「日本の上空を飛んでいた飛行機がハイジャックされ、機長・副機長両方が殺害された。
 その飛行機にたまたま乗っていたお笑い芸人『佐野羊平(さのようへい)』は、
 たまたま誰よりも早くその事実に気づいたため、ハイジャック犯を目撃する。
 ハイジャック犯は佐野の目の前で飛行機から飛び降り、パラシュートにて逃亡する。
 飛行機を操縦する機長が殺害され、エンジンを停止された状態で進んでいく飛行機。
 小型飛行機の免許を持っていた佐野は、何とか飛行機を無事に着陸させようと
 操縦を開始する。
 同じくたまたま搭乗していた自衛隊OBの協力を得て、何とか無事飛行機を着陸させ
 ることに成功する。
 無事地上に降り立った佐野であったが、ほっとしたのもつかの間、ハイジャック犯として
 逮捕されるのであった。」
という物語。
作品連載開始が2002年1月、例のアメリカで起きた同時多発テロのすぐ後であり、
いかにもその事件に影響を受けたと思われる導入部で始まる作品。
漫画を担当する小野洋一郎は、この作品が初連載であるが、それをあまり感じさせない
ほど、絵柄的には十分見ることができる作品。
いかにも例のハイジャック事件の影響をもろに受けているという感じの作品ですが、
そのハイジャック事件を皮切りに、日本を舞台に次々に起こされるテロ事件に
佐野が立ち向かっていくという物語で、日本でテロが起きてしまった場合どのような事態
になってしまうのか、というような予測漫画ではなく、あくまで主人公がテロ組織と
立ち向かう姿を描く、娯楽作品、となっています。
なぜお笑い芸人が?という風な突っ込みは娯楽作品には不要です。
物語中盤からちょっとずつ中だるみ感を否めませんが、全体的にはまずまず面白い
作品だったのではないかなぁ、と思います。
終盤の決着のつけ方が引っ張ってきた割にはあっさりだな、という感じもしますが、
締め方もまずまず、十分及第点をつけることのできる作品ではないでしょうか?
長さ的にも読みやすい巻数です。興味がある人は読んでみてください。

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