TATTOON MASTER(タトゥーン☆マスター)
【作 者】 矢也晶久(やなりあきひさ) 【巻 数】 全3巻 【出 版 社】 集英社 【掲 載 誌】 ベアーズクラブ・週刊ヤングジャンプ・同増刊ウルトラジャンプ 【ジ ャ ン ル】 ファンタジーラブコメ漫画 【おすすめ年代】 中学生~
ベアーズクラブにて連載開始され、一部完のような形で一度連載を終えた後、 週刊ヤングジャンプ増刊ウルトラジャンプにて連載が再開された漫画。 週刊ヤングジャンプで掲載された、同作の短編の話も掲載されている。 物語としては、 「ある民俗学者が、体に刻んだ紋様を用いていろいろな超常現象を起こせる 『紋様族』という少数民族の土地を訪れ、紋様族の使う特殊能力『紋様法術』の 研究を行わせてくれるよう依頼する。 しかし、外界と回ることを禁忌とする紋様族族長に拒否される。 しかしそのとき不意に落ちた民俗学者の家族写真に紋様族族長の視線は奪われる。 日本にある家族がいた。 民俗学者であった母親は行方不明となり、父子の二人で生活している。 高校生になる少年『日比野火々雄(ひびのひびお)』はその家庭環境ゆえぐれてしまい、 日々父親と衝突していた。 ある日、いつものように父親と衝突した火々雄は、家を飛び出そうとした瞬間、 家の外にいた全身にローブをまとった異様な格好をした者と鉢合わせる。 その異様な格好に戸惑いつつも、全身ローブの者が自分の名前を呼んだのを聞き、 そのものの正体を確かめようと、ローブを剥ぎ取ろうとする火々雄。 するとその瞬間、ローブの者は手から刀のようなものをとり、火々雄の額を切りつける。 火々雄の額が切れ、出血する。しかし次の瞬間、きりつけたローブをかぶってたもの、 中身は若い少女、が火々雄の額の出血した傷にキスをする。すると火々雄の傷が 急速に直り、火々雄の額の傷は傷跡に変化していた。 その後、その少女は『これでヒビオとあたしは紋様族の掟において夫婦になった』と 言うのだった。わけもわからず戸惑うヒビオに、詳しくはコレを見てくれと一本のビデオ テープを差し出す。それを見てみると、行方不明になっている母親が写っており、 『紋様族族長のニマさんがお前の写真を見て気に入ったものだから、お前と引き換えに 紋様族の研究を許してもらった』というメッセージが入っているのだった。」 という物語。 私が初めて矢也晶久を知った作品。 作品のことも作者のことも知らない状態で、ただただカバーだけを見て買った、 いわゆる「ジャケット買」で買った作品。 ものの見事に「あたりを引いた」という感じで結構うれしかったです。 物語の導入部を見た段階で、「良くありがちな突然同居系ラブコメか」と少々 やな予感もしましたが(まあ、それはカバーを見た段階である程度予想できていましたが)、 中身はギャグのセンスもよく、そして何より、すごくありがちな「突然同居系ファンタジー ラブコメ」でありながら、物語的に「青春漫画的要素」が強く入っており、 巷に良くある「突然同居系ラブコメ」よりもはるかに読み応えがあり、良い作品でありました。 この作品が私の「矢也晶久の入り口」であるため、「矢也晶久=青春漫画」という 図式が成り立ってしまったのかもしれません。 この作品を読んで、「これは青春漫画」という認識をする人は少ないかもしれませんが、 私的にはこの作品は「青春漫画」なのです。 根本が「突然同居系ファンタジーラブコメ」であるため、そのもの事態に拒否反応を示す 人は仕方がないとしても、そうでない人は一度読んでみてもらいたい作品です。 全3巻と短い話ではありますが、楽しく読むことができます。 「つまらなくて終了」という感じがせず、最後まで面白く読めるのもまた好感がもてます。 なかなか良い作品ですよ。
「TATTOON MASTER」関連商品を「Yshoo!ショッピング」で購入する