ロードス島戦記 -ディードリッド物語-
【作 者】 (原作)水野良(みずのりょう) (漫画)よねやませつこ(よねやませつこ) 【巻 数】 全2巻 【出 版 社】 角川書店 【掲 載 誌】 ファンタジーDX 【ジ ャ ン ル】 ファンタジー漫画 【おすすめ年代】 中学生~
ファンタジーDXに掲載されていた漫画。 原作は超有名ファンタジー小説「ロードス島戦記」の「ハイエルフの森」という外伝。 「ロードス島戦記」はロードス島という島を舞台にした、魔物を率いて侵略を続ける マーモ帝国軍と、それに対抗する神聖王国ヴァリスを中心とする同盟軍との闘いを描く ファンタジーノベル(もともとは、テーブルトークRPGだったらしいが、その辺の詳しい説明 ははぶきます)。 原作小説はかなり有名になり、ゲーム化などもされた。 この漫画の原作となる「ハイエルフの森」は、ロードス島戦記第一部の主人公となる 「パーン」とヒロイン「ディードリット」にスポットをあて、「ディードリット」の視点から描いた 外伝てき短編集の形をとっている。 本編はファンタジーノベルでも「戦い」の面が強い作品であるが、この外伝は 人間である主人公「パーン」と、エルフであるヒロイン「ディードリット」の 「種族を超えた恋愛に対する障害」を描く、「恋愛面」を強くした印象のある作品。 その影響か、漫画化された今作が掲載された雑誌はいわゆる「少女漫画雑誌」であり、 しかも意外としっくりきている。 原作者である水野良がコミックスの後書きに書いている解説に、 「小説執筆時は少女漫画のような作品を書きたいという意識があった」という風に 書いているため、少女漫画に適した内容の小説だったのかもしれない。 内容的には面白く読める作品であるが、やはり「原作つきの漫画」に良くある、 「原作知っている人がより楽しめる」作品であります。 原作は小説によくある話であるし、本伝の方の話をやることなく、いきなりこの外伝から 掲載しているのだから、無理もない話しだとは思いますが。 当時雑誌読んでいた人も、面食らったのではないでしょうかねぇ。 漫画的には、「少女漫画然した少女漫画」のため、原作のイメージだけで読んでしまう 男性にはちょっと受け入れられ辛いかもしれませんが、私は楽しく読めました。 ただ私は原作の小説を読んでいた人間なので、楽しめたかもしれませんが。 やはりお勧めできる人としては、 「原作を読んだことのある少女漫画に抵抗がない人」ということになるのでしょうかねぇ。 アクション面も含め、漫画として結構デキが言いだけに残念です。 もうちょっと原作を知らない人にも楽しめるデキになっていたらなぁ。
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