しびとの剣
【作 者】 (原作)菊地秀行(きくちひでゆき) (漫画)加倉井ミサイル(かくらいみさいる) 【巻 数】 全8巻 【出 版 社】 幻冬舎 【掲 載 誌】 月刊コミックバーズ 【ジ ャ ン ル】 時代劇アクション漫画 【おすすめ年代】 中学生~
月刊コミックバーズに掲載されていた漫画。 漫画担当である「加倉井ミサイル」という人はわかりませんでしたが、 原作が数々のベストセラーを持つ、超人気作家「菊地秀行」ということで購入した漫画。 物語としては、 「時は戦国時代。数々の武将が天下を目指し、血を血で洗う争いが繰り広げられている時代。 薬屋の『金蔵』は、旅の役者の一座からはぐれてしまった男と、その二人を護衛するため 雇われた侍との3人で、少しでも安全な旅路とするため、『鬼が出る』という噂で人がより つかなくなったといわれる『安達ヶ原』というところを歩いていた。 するとそこに女の姿をしたものが現れ、一瞬のうちに護衛役の侍と旅役者の首をはねて しまう。自信の死も覚悟する金蔵であったが、なぜか金蔵は生かされる。 しかし、女の姿をしたものから、旅役者の死体を担ぎ後からついてくるよう指示され、 逃げることもできずそれに従う金蔵。 女の後をついていくとなぞの建物が表れ、その中に案内される。 その建物の中に入っていくとそこに一人の老人がおり、旅役者の死体を渡すよう言われる。 何をするのかと金蔵が固唾を呑んでみていると、老人はどこからかミイラ化した死体を もってきて、その死体から旅役者の死体へと『魂魄』を移植し、ミイラになってしまった 『冴月紫靡帝(さえづきしびと)』を蘇らせるというのであった。 そして紫靡帝を蘇らせるための術が行われるのであった。」 という物語。 さすがは菊地秀行、ただの時代劇ではありません。 戦国時代という設定と歴史上の人物をうまく利用し、素敵なフィクション作品を書き上げた のでしょうが、残念ながらただの「イロモノ作品」になってしまっていました。 私は原作を読んだことがないので、わかりませんが、原作からこうだったのか、 漫画でこうなってしまったのかはわかりませんが、「歴史的な漫画」と思って 読めば激しい後悔にさらされることになりますので、あくまでも「フツーのアクション漫画」 として読んでいただきたいのですが、アクション漫画としては致命的なところですが、 絵があまりよくないというのがこの作品のすべてかと思います。 アクション漫画としては致命的かもしれませんが、絵が見づらく、ただただ読むのに疲れる 作品です。 途中巨大ロボが出てきたり、終わり方が良くなかったり、 「なんだかなぁ」な感じが非常に残る「残念」な作品。 菊地秀行の原作のファンだった人のみ、興味がそそられたら 読んでもいいんじゃないでしょうか?