TWIN POWERS(ツインパワーズ) 今野直樹傑作短編集
【作 者】 今野直樹(こんのなおき) 【巻 数】 全1巻 【出 版 社】 集英社 【掲 載 誌】 月刊少年ジャンプ 他 【ジ ャ ン ル】 短編集 【おすすめ年代】 中学生~
月刊少年ジャンプ他、週刊少年ジャンプの季刊発行の増刊誌などで 掲載された作品を集めた短編集。 作者は「ダブル・ハード」で知られる今野直樹。 同作者がデビューから「ダブル・ハード」を開始するまでの間に書かれた、 位置づけでは「初期作品集」ということになるのだろうか? 短編集というジャンルではあるが、基本的に収録されている漫画の半分が 「ダブル・ハード」の原型となった作品や、「ダブル・ハード」の連載前に読みきりとして 掲載された設定そのままの「ダブル・ハード」であり、残りの半分も、物語性は 見られても、結局アクション的な終わり方をしたりと、この作者は最初から アクション漫画が得意なのだな、と感じさせてくれる作品集。 初期作品を集めた本だけあり、掲載されている作品の、ストーリー的には 「若さ」というか「稚拙さ」というかを十分に感じさせるものであるが、 絵柄的には、かなりよい感じである。 「初期ゆえの下手さ」があまり感じられず、もともと画力はある作者なのですね。 一般的な短編集の例に漏れず、基本的に「ダブル・ハード」なりで、 同作者を気に入った人が読むものである、という意見は変わらないが、 それらの「短編集」の中でも、結構「この作者のことを知らないでも読んでいい短編集」 名のではないだろうかと思う。 ま、短編集をもってこの作者のすべてを評価されては困る、というところは 他の短編集と一緒ですけどね。 「短編集が出せる」ということは「それなりに売れた作家」ということをお忘れなき様に。 なんだかんだ書きましたが、結論としては、 「今野直樹が好きな人は読んでみたら」という、「いつもの短編集」的な 結論ですかね。「今野直樹を知らない人が読んでもそれなりに時間つぶしにはできます」 という追伸も足しておきましょう。