BROTHERS(ブラザーズ)
【作 者】 田島昭宇(たじましょうう) 【巻 数】 全4巻 【出 版 社】 角川書店 【掲 載 誌】 月刊コミックコンプ・月刊コミックコンプ増刊 【ジ ャ ン ル】 ラブコメ漫画 【おすすめ年代】 中学生~
月刊コミックコンプにて掲載されていた漫画。 作者は「魍魎戦記MADARA」「多重人格探偵サイコ」で知られる「田島昭宇」。 単行本となっている本としては数少ない(というか唯一か?)田島昭宇単独で 作成された漫画 (「魍魎戦記MADARA」は田島昭宇の名前しか出てこないが、実際は大塚英志など、 原作チームがいるらしい)。 「魍魎戦記MADARA」にて漫画の実力は証明済みであり、 後はストーリー作成能力なのでしょうが、そちらのほうも問題ありません。 物語としては、 「中学校に通う赤井春平には、赤井餡子という妹と赤井恭平という弟がいる。 3人は似ていないが、『同じ学校の同じ学年に通う同い年』。 そう、3人は『三卵生の三つ子』なのだ。 普通にまじめな春平、成績優秀な餡子に比べ、恭平は授業をサボって屋上で タバコをすったりするような性格であったが、兄弟は仲良く生活していた。 兄弟の母はすでに他界しており、父も単身赴任で家を留守にすることが多く、 兄弟はほとんど家で三人で生活している状況だった。 成績優秀の上、容姿端麗、性格もよいということがあり、餡子は学校中の男子の 憧れの的だった。それは春平にも同じことで、 春平は血がつながっている兄弟でありながら、餡子のことを妹以上に意識して しまうのであった。 ある日、春平は同級生の男子から餡子にラブレターを渡してくれるよう頼まれる。 内心いやながら断ることができない春平は、いやいやながらラブレターを餡子に渡す。 家にて楽しそうにしている餡子に恭平は何かあったか聞く。 春平のクラスメートからラブレターをもらったことを言うと、それを聞いた恭平は 春平の部屋に行き、すごい剣幕でこういうのだった。 『餡子他のやつにとられちゃってもいいのかよ』と。」 という物語。 ま、簡単に言うと実の妹・姉(といっても同い年だけど)に恋心を抱いてしまった 兄弟の物語。 といっても最近の昼ドラのようにどろどろした感じではなく、ライトな感じに仕上がっており、 楽しく読める。 最近田島昭宇を知った人は、おそらく「サイコ」のイメージしかないかと思われるが、 こんな漫画書くの?という風に意表をつかれるののではないだろうか? と思ってしまうくらいライトな漫画である。 一応「完結」という形になっているのだろうが、物語的には結論では出ておらず、 作者も最後の巻の最後のページに「機会があればBROTHERSⅡでお会いしましょう」 と書いていることからわかるように、作者も「終わった」とは思ってないと思われる。 こう考えると、この作者の漫画で「完結」というものを見たことが一度もない。 基本的に田島昭宇の漫画は単行本でしか見たことがないため、 単行本化されていない作品でしっかり完結までいった作品もあるかもしれませんが、 殆どが未完。 単行本化されている作品はすべてが面白い作品ばかりで、 未完でおわるにはもったいない作品ばかりですので、 ぜひ完結までがんばってもらいたいものです。 まぁ、そうはいっても、この作品に関しては一応の完結はしており、 後味が悪い作品でもないですので、田島昭宇に興味がある人は読んでみてください。