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魍魎戦記MADARA(マダラ)

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【作      者】 田島昭宇(たじましょうう)
【巻      数】 全7巻+1巻(海賊版)
【出  版  社】 角川書店
【掲  載  誌】 マルカツファミコン~マルカツスーパーファミコン
【ジ ャ ン ル】 ファンタジー漫画
【おすすめ年代】 中学生~

現在(平成19年5月)、当時の名前のまま存在している珍しいゲーム誌、
「ファミコン通信」。そのファミコン通信と人気を二分していた(のかなぁ?)ゲーム誌、
「マルカツファミコン」(ちなみに「マルカツ」は○(マル)の中に「勝」という字があって、
その後に「ファミコン」で「マルカツファミコン」だった)に掲載されていたマンガ。
「ファミコン通信」「マルカツファミコン」「月刊Newtype」など、ゲーム誌、アニメ誌にマンガを
掲載するのが「はしりはじめ」だったころ(だと思うに開始された、同じように
「漫画誌でない雑誌に掲載された漫画」の中では一番ヒットした漫画なのではないだろうか?
作者は「多重人格探偵サイコ」で知られる「田島昭宇」。
私が初めて田島昭宇を知ったのもこの作品だった。
表には名前が出てこないが、原作には「大塚英志」が絡んでいるらしく、
ま、ヒットするのも当たり前、という感じだろうか。
物語としては、
「ウガヤ王朝3499年、突然東方より『天孫』を名乗る一族が現れた。
 その一族の長をミロクといい、彼は『魍魎』と呼ばれる妖魔を自在に操り、  殺戮と征服の果て、金剛国という強大な帝国を築き、神の国アガルアへの扉がある
 といわれる須弥山にその王宮を築いたのだった。
 ある時、須弥山より流れる川の川下にある村に、蓮の花にくるまれた一人の赤子が
 川の流れに乗り流れ着いた。
 その赤子にはなんと手足がひとつもなく、生きているのが不思議なくらいであったが、
 その赤子の持つ巨大な霊力に気がついた村の長『タタラ』は、その赤子を引き取り、
 村に存在する『ギミック』と呼ばれる技術で手足を作ってやり、『マダラ』という名を与え、
 村の子供として育てた。
 15年後大きく成長したマダラは、その霊力で全身を構成しているギミックを本当の
 手足のように扱うようになっていた。
 その姿を見たタタラはひとつの決意をする。
 マダラが15歳の誕生日を迎えたとき、体の成長に合わせギミックを付け替えていると、
 そこに金剛国の軍隊が村を占領しようと攻め込んできた。
 その軍隊をとめようとするタタラだが、軍隊に殺されそうになる。
 それをとめようと前に出てくるマダラ。
 しかし軍隊の長の前に倒されそうになるとき、タタラが一振りの剣をマダラに渡し、
 剣の柄を額にかざすよう指示する。
 何の意味があるのか半信半疑のままそれに従うマダラ。
 すると剣の柄を額にかざした瞬間、マダラの体を構成するギミックが『発動』し、
 村に来ていた軍隊を皆殺しにするのだった」
という話。
ファミコン雑誌に掲載されていただけあり、漫画の設定、ストーリーが「ゲーム的」であり、
主人公や敵の強さを「数値」で表したりと、「ゲーム雑誌漫画」ならではの特色を出そうと
努力しているところが伺える漫画。
こういう漫画はえてして狙いすぎたりしてつまらなかったり、途中で息切れしたりするのだが、
この漫画世界観、設定などをしっかり考慮しており、かなり面白い漫画になっている。
ゲーム雑誌に掲載されていただけあり、通常の漫画雑誌とは読む方向が逆
(左→右に読み進める)だったりと、なかなか特色のある漫画です。
単行本全7巻(これからタイトルを変え、この後も続きますが)のうち
(ちなみに、後に新装版が出たりして、巻数が若干変わっていたりしますが)、
1~4巻が第一部、5~7巻が「MADARA弐」と呼ばれる第二部となっていますが、
MADARAシリーズの根幹を成す物語である第一部が特に面白いです。
本作「MADARA」は「MADARAプロジェクト」と呼ばれるものすごく大きなシリーズの
一環として書かれており、MADARAシリーズそのものは
「魍魎戦記MADARAシリーズ(以下、MADARAシリーズと略記)は、様々なメディアで
 展開される108編の物語により構成される膨大な作品群で、
 基となる「始まりの大陸」での物語と、メインとなるキャラクター達が転生した
 様々な時代の物語(転生編や天使篇)からなる。
 全ての物語が語られているわけではなく、未完のものが多い。」
(フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より抜粋)
というように、いまだに「未完結」である。
田島昭宇が描いた本作のほかに、他の作者が書いた外伝漫画、原作である大塚英志が
書いた外伝小説など、その作品は多岐に渡り、正直私もすべては把握していない。
完璧に事前設定の段階で「大風呂敷広げすぎ」の状態なのはありありと感じられますが、
私はこのシリーズが大好きであり、田島昭宇を好きになった祈念すべき作品でもある。
「多重人格探偵サイコ」の小説版だったか、漫画版だったか、
原作の大塚英志だったのか、漫画を担当していた田島昭宇だったのか、
その辺を思い出せないが、何かで「サイコ終了後、マダラを書く」と書いていたのを見た
記憶がある。
「サイコ」自体いつ終わるのかまったく読めないが、いつになってもいいので、
ぜひ田島昭宇に「MADARA」を最後まで書いてもらいたい。
できればそれに合わせて「MADARA全集」みたいな形でもう一度最初から刊行してもらいたい
と思う。
私の中での「何とか完結するまで書いてもらいたい作品No.2」である今作品
(ちなみにNo.1は「BASTERD!!(萩原一至)」)。
読めば続きが気になってしまいますので、
気を長~く持てる人は読んでみてください。

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