喧嘩商売
【作 者】 木多康昭(きたやすあき) 【巻 数】 1~10巻(以下続巻) 【出 版 社】 講談社 【掲 載 誌】 週刊ヤングマガジン 【ジ ャ ン ル】 喧嘩・ギャグ 【おすすめ年代】 高校生~
ヤングマガジンにて連載されている漫画。 木多康昭といえば、週刊少年ジャンプで「幕張」、週刊少年マガジンで 「泣くよウグイス」「代表人」と連載してきましたが、 それらの作品を読んだことがある人は、この作者の「やばさ」がわかると 思いますが、案の定この作品も「やばい」作品になっております。 この作者がどのように「やばい」のかといいますと、 明らかに実在の人物をもちい、しかもそれが誰かがすぐ分かる状態で、 かなり「ブラック」なギャグをかましてくれます。 「これはかなり抗議が来るのではないだろうか」 というようなギャグが多々あり、 実際に木多康昭の作品は、「単行本収録時にカット」になったり、 「原稿はできても編集部でボツにする」ということが多々あるようです。 ただし、今回の作品「喧嘩商売」は、ギャグの割合・ブラックな程度が、 過去の作品よりも低くなっており、 意外とまじめな部分の話も、比較的しっかりと進めております。 木多康昭も「大人になったのだなぁ」と感慨もあり、寂しくもあったのですが、 「ウィキペディア」によると、 「過去のいきさつにより編集部のチェックが大変厳しくなっている」 ということで、あんまり大人にはなっていないようです。 今回の物語は、 「苛めを受けていたという過去を持つ、高校生『佐藤十兵衛』は、 喧嘩の仕方を覚え、喧嘩を恐れないようになり、苛めを受けることもなく、 普通の高校生活をおくろうとするが、いたるところで喧嘩をすることになる」 というような、どこに向かいたいのか分からないストーリーです。 「幕張」「泣くよウグイス」のように、「野球部」という設定がありながら、 「全く野球をやっているシーンは登場しなかった」時とは違い、 今回は、メインストーリーもしっかり進んでいて、今までの木多康昭と 違う面も見られます。意外とメインストーリーも面白いし。 メインストーリーは、喧嘩・格闘漫画。そしてメインが進む間は 下ネタとブラックギャグ。 その両方、もしくは片方だけでも興味がある方は読んでみてはいかがでしょうか? ただ、ブラックギャグの方は、もしかすると自分の好きな有名人が ネタにされている場合もあるかもしれませんので、そのときには不愉快になるかも しれません。 過去の作品よりははるかに「読みやすい(いろいろな意味で)」木多作品。 木多康昭入門用に、いかがでしょうか?
2007年 5月27日 6巻掲載
2007年 6月13日 7巻掲載
2008年 3月10日 10巻掲載