CASH(キャッシュ)
【作 者】 (原作)天王寺大(てんのうじだい) (漫画)清水洋三(しみずようぞう) 【巻 数】 全2巻 【出 版 社】 双葉社 【掲 載 誌】 漫画アクション 【ジ ャ ン ル】 ファンド漫画 【おすすめ年代】 高校生~
漫画アクションにて連載されていた漫画。 サブタイトルに「驚天動地のハゲタカファンド物語」というタイトルがついているとおり、 最近話題の「ファンド」の話。 「漫画で分かるM&Aの全て」とカバーにでかでかと書いているとおり、内容的には M&Aを描いたものです。 ・・・といいましても、M&Aって皆さんなんだか分かってますか?私は正直わかりませんよ。 「M&A:Mergers and Acquisitions(合併と取得)。企業の合併及び買収を総称して言う」 (出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』) だそうです。 ということは企業合併もM&Aなのでしょうが、この漫画は特に「買収」にスポットを当てた漫画 となっております。 全2巻ですが、1巻は「ゴルフクラブの買収」、2巻は「リゾートホテルの買収」を描いております。 1巻の内容としては、「買収と転売」という「まさしくファンド的」な内容かと思うのですが、 2巻の方は、「買収したリゾートホテル」を再建するまで、が描かれています。 ま、「ハゲタカファンド」というのは「経営困難に陥り破綻しかかっている企業を安く買収し、 再建して価値の上がった企業を高く転売する」ものらしいので、「再建させる」のも 「ハゲタカファンド」の仕事なのでしょうが。 「リゾートホテル」の方は再建させるまでの物語で、サクセスストーリーみたいな感じですが、 1巻の方は、「買収した企業を高く売る」という、まさしくファンド的な漫画で、かつ、 「預託金」という「ゴルフクラブ特有の制度」などを知ることができ、ちょっと面白かったです。 私はゴルフしませんので、預託金というものの存在すら知りませんでしたが、 そんなものもあるのですねェ。 1巻を読んだときには、買収・転売を私のような金融無知者にも判りやすく描き、 またゴルフクラブの実態という普段接することがない世界も知ることができ、結構面白い作品で、 それなりに長く続きそうな気がしていましたが、あっさり2巻で終わっちゃいましたねェ(笑)。 5千冊以上も呼んできた割には見る目ないなぁ、私。 原作者は「ミナミの帝王」で知られる「天王寺大」、漫画は「WONDER SCHOOL BOY」の 清水洋三と、結構実力者ぞろいの漫画で、期待していたんですけどねェ。 漫画の方は非常に見やすい絵を書く人ですので、 「金融漫画というとなんだか万人受けしなそうな絵だろうなぁ」と思っている人も 安心して読むことができます(確かにいままであった金融漫画って、何故かそろいもそろって 絵が独特なんだよな)。 話も分かりやすく描かれていますので、私のようなM&Aなったくの無知のものでも楽しく 読むことができます。逆にM&Aに詳しい人には物足りないと思いますけど。 最近ニュースでよく効くけど、結局M&Aってどういうことよ、とお思いの方は、 読んでみてください。M&Aの入り口くらいはつかめるかと思います。