Angel Heart(エンジェル・ハート)
【作 者】 北条司(ほうじょうつかさ) 【巻 数】 1~25巻(以下続巻) 【出 版 社】 新潮社 【掲 載 誌】 週刊コミックバンチ 【ジ ャ ン ル】 アクション漫画 【おすすめ年代】 中学生~
週刊コミックバンチにて連載されている漫画。 2001年のコミックバンチ創刊時より連載されていて、且つ未だに生き残っている 数少ない作品(現在創刊時より生き残っているのは4作品かな)。 名作「CITY HUNTER」の続編、といえるのかな・・・。 CITY HUNTERの世界を利用した新作漫画、といった方がいいのかな。 CITY HUNTERの登場した主要キャラクターはそのままの姿で登場しますが、 サブキャラクターの何人かは設定が変わり、何人かは姿すら変わったりしています。 単行本の1巻のカバーに作者のコメントとして次のことが書かれています。 「Angel HeartはCITY HUNTERに登場する団体、人物、事件等には一切無関係です」 つまりはそういうことですね。 しかしながら、正直なところ「北斗の拳」に対する「蒼天の拳」よりは、</br> はるかに「CITY HUNTER」に対する「Angel Heart」の方が「続編感」はしますし、 「CITY HUNTER」のうまいこと雰囲気がそのまま出来上がっております。 舞台がほとんど変わっていないのが良いんでしょうね。北斗の拳と蒼天の拳は、 舞台設定が違いすぎますもんね。 物語としては、 「ある犯罪組織に所属する殺し屋、コードネーム「グラスハート」と呼ばれる女性がいた。 彼女は組織の命令に忠実に従い、暗殺を繰り返していたが、ある仕事が終わったときに その仕事に嫌気が差し、自由になる為に自殺を試みる。 その二日後、新宿にて移植用の心臓を移送していた車が襲撃され、移植用心臓が奪われる という事件が発生した。 その事件は組織が自殺を試みて心臓が駄目になったグラスハートのために起こした事件で、 強奪された移植用心臓をグラスハートに移植して、組成させようと試みたのだった。 それから一年後、心臓を移植され命をつないだグラスハートだったが、意識が回復することは 無かった。 意識が無い中、グラスハートは夢を見る。 その夢の中で、グラスハートは見知らぬ男性に抱きしめられ、安らぎを感じるのだった。 新宿にある男がいた。 その男は裏の世界に名が知れた凄腕のスイーパーで、かつてシティーハンターと呼ばれた 男だった。男の名前は「冴羽獠」。 男には仕事上も私生活上もパートナーだった女性がいた。その女性の名は「槇村香」。 しかしその女性は不慮の事故により他界したのだが、女性はドナーカードを所持していたことに により、女性の心臓は移植用心臓として使われることになったのだが、 移送される最中何者かに強奪されるという事件が発生していたのだった。 そう、グラスハートに移植された心臓は、 シティーハンター冴羽獠のパートナーの心臓だったのだ」 という話。 第1話を読んだとき、いきなり前作「CITY HUNTER」のヒロイン「槇村香」が死んでいて、 びっくりした記憶があります。 物語の序盤が「グラスハート」と「冴羽獠」との出会いを描く物語で、 それ以降は「冴羽獠」が再び「シティーハンター」として活動を始める、 純粋な「シティーハンター」的な物語となっております。 (個人的には「『グラスハートと冴羽獠が出会う編』がもっと長くても良かったんじゃないかな」 と思いましたが) といっても、物語の主人公はあくまで「グラスハート」であり、冴羽獠はあまり活躍しません。 そういう意味で「CITY HUNTER」で「冴羽獠大好き」という方には物足りないかもしれません。 シティーハンターテイストがうまく表現されつつ、現代的にうまく変化も遂げられている良質な 作品。シティーハンターを呼んだことがない人も十分楽しめますが、 やはりシティーハンターを知っていた方が絶対に楽しめますので、 シティーハンターが好きだった方には是非読んでもらいたいですね。
2007年12月20日 24巻掲載
2008年2月28日 25巻掲載